
【活字情報】
「新人時代に大役抜擢! 口さがない古参を黙らせた園はるみの度胸と肉体美」
(略)
昭和24年10月28日、浅草ロック座で、いきなりハダカになったストリッパーがいた。
平山敏郎作の『淫花』なる芝居を上演するにあたって、
誰をヒロインにするかということになったが適役がいない。
この作品は谷崎潤一郎の『痴人の愛』の一シーンをパロディ化したもので、
ヒロインがコートを脱いで全裸になる場面が売り物になっていた。大役である。
この役には、ロック座の誰もが尻込みした。
客のまえでハダカになって見せるだけのナイスバディの持ち主もいなかったこともあったようだ。
困りはてた演出側が、併演していた『裸女の台風』に
出演していた新人の園はるみのナイス・バディに目をつけて、この大役に抜擢した。
本人ものり気である。ところがこの配役については、古参の女優連が大反対。
「あんな素人にこんな大役がつとまるわけはないでしょ!」 というものだった。
だがいざ舞台稽古に入ってみると、本人が強気なのとカンのよさで美事に演技をこなして、
口さがない古参連中を黙らせてしまったのである。
そして本番の舞台の幕が開くと園はるみは惜しげもなくナイスバディの全裸姿を見せて、
観客の拍手喝采をうけたのだった。
ある時彼女は、
「女のハダカは芸術というよりもエロなのよ。
男たちにエロを感じさせない体は、また芸術ともいえないわね」
その後、彼女は歌を唄ったりして、歌手としても知られたが、
雲がくれして某社長と同棲したり、エピソードの多いストリッパーだった。
「耽美小説」2004年5月号 連載「ストリッパー名花列伝」より
[情報提供:喜六](2004.04.13)
昭和24年(1949年)
吾妻京子、ベティ丸山、ヒロセ元美、フリーダ松木、園はるみ等がデビュー。
[性風俗写真館2]「赤線・ストリップ時代編」広岡敬一
イースト・プレス 2003.10.20より(2004.01.19)