知人から聞いた話である。 彼は“究極のストリップショー”という広告に惹かれてある地方劇場に向かった。 「究極って、あんなことするのかな? いやこんなことしたりして・・・」 彼の期待はどんどん膨らんでいった。 いよいよ問題のおねえさんの番になって彼は本当にのけぞった。 なんと出てきたのは“おばあさん”だったのだ。 足元もヨロヨロして思わず手を差し伸べたくなるような状況だった。 オープンの時に歳を聞いてみたら「84」と答えた。 まさかサバよんではいないと思うが、まことに恐ろしいことだ。 彼が言うには、 「中途半端なおばさんだったら腹も立つがあそこまでゆくとグロというか、 変な興奮を覚えた。まさしく究極だ」 想像力の乏しい私にはどんな状況なのか思い描くことはできないが、 ストリップは奥が深いということだけは理解できた。
[舞太郎](1996.03.21)