会社を含め、私のまわりは踊り子さんの写真でいっぱいだ。 あらゆる持ち物に写真シールが貼ってあり、仕事机の上にも常時十数枚の写真が展示してある。 家族の写真を1〜2枚置いている人は時どき見かけるが、 踊り子さんの写真がたくさんというのは、珍しい部類であろう。 もっとも、私にとっては家族の写真みたいなものだが・・・。 ある日、私の仕事机の上の写真を眺めていた女性社員がつぶやいた。 「なんでこんなに若くて奇麗な子達がストリップなんてやってるの?」 彼女にとっては素直な疑問だったのだろうが私は敏感に反応して、 「若くて奇麗で才能があるからこそ、ストリップをやっているの!」と 強い口調で答えてしまった。 彼女はこの話題に深入りしてはマズイと感じたのか、 当たり障りのないことを言って遠ざかって行った。 ストリップショーに対して誰がどのような印象を持っていてもそれはそれで良い。 「ストリップショーは素晴らしい」なんて啓蒙するつもりもない。 ただ、ストリッパーに対する差別意識は許せない。 最近の若い人はまだましだが田舎の温泉場の劇場なんかで年配の酔っ払い客が 「ストリッパーごときが・・」などと 騒いでいるのを見かけると本当に悲しくなってしまう。 普段からこういう悲しい現場に遭遇しているということもあり、 「なんで?」の問いかけにも、必要以上に反応してしまった。 反省。
[舞太郎](1996.07.14)