たいそうな表題をつけたが・・・・やっぱりたいそうな話である。 数年前、先輩に連れられてふらりとストリップ劇場に入った。 最初に見たのが今回の主人公Sちゃんのステージだった。 私は一度で彼女にひと目惚れしてしまった。 その日から彼女のステージを見るために、何度かその劇場に通った。 似たような過程を経てストリップファンになった方も多いだろう。 しかし、ここからが他の人と違うと思う。 楽日最終ステージのオープンの時、まだ純情であった私は、 勇気をふり絞って彼女に色紙を渡し、サインをお願いした。 本当にドキドキもんだった。 しばらくして劇場の従業員さんが色紙の入った紙袋を私のところへ持ってきてくれた。 嬉しくて本当に舞い上がるような気持ちだった。 ロビーでそっと袋の口を開けて中を覗くと、プーンとSちゃんの香水の香りがした。 「色紙に香水を付けてくれたんだ」と思いながら袋から取り出すと、 色紙といっしょにはらりと一枚の“白い布”が床に落ちた。 拾い上げてみて私は目を丸くした。 なんとなんとそっそれは私の見慣れた物体、香りの正体、 彼女が今週身に付けていたステージ衣装の一部、 フリル付き、キスマーク付きの“パンティー”だった。 色紙だけでも舞い上がっている私に“パンティー”なんて反則だ。 言うまでもなく私はイチコロだった。 もしもこの時にこんな“スペシャル・パンティー攻撃”を受けていなかったら、 今頃タンバリンでなく、ゴルフクラブでも握っていただろう。 ちなみに“人生を変えたこの一品”は、現在、真空パック?され、書斎に飾られている。 しかし、私は変態ではない・・・・と思う。
[舞太郎](1996.07.15)