今日はちょっと重いテーマだ。 人それぞれの考え方があり、異論があるのは承知の上で敢えて私の考えを書く。 いろいろな劇場に行って感じていることだが“ストリップファン”を名乗っていて “ストリップファン”でない人が多いと思う。 ほとんどが“踊り子さんのファン”である。 常連になればなるほどストリップショーを楽しむことを忘れ、 踊り子さんとの関係を楽しみに劇場に通っているようだ。 ストリップショーを楽しむ延長線上で踊り子さんと親しくなって、 プライベートでお付き合いするのならわかるがショーを楽しむべき劇場へ 踊り子さんとの関係を楽しむために通うというのは私には理解できない。 ついでに書くと踊り子さんのプライベートはステージと切り離して考えるべきだ。 亭主がいようが子供がいようが性格が悪かろうが良かろうが、 劇場でステージを見る私たちにはまったく関係ない。 こういったことが影響するのは劇場の外でのお付き合いのときだけである。 また、常連(追っかけ)さんの数も踊り子さんのステータスには関係がない。 単に人付き合いが良いだけかもしれないからだ。 常連さんが贔屓の踊り子さんのステージを眺める姿は、 学芸会でわが子を眺める保護者のように見えてならない。 私が危惧しているのはこの点だ。 ストリップショーはまだまだ可能性を秘めた分野である。 私は感動させてくれるステージをもっともっと見たい。 そしてその感動を多くの人と共有したい。 熱狂的なファンという名の常連さんが“宝塚”を駄目にしたように、 ストリップの常連さんがストリップショーの可能性を 摘み取ってしまわないことを願いたい。
[舞太郎](1996.08.28)