一昔前に活躍し、もうずいぶん前に引退したあるお姐さんに伺った話である。 なんのきっかけでその話題なったのかは記憶にないが、 別のある姐さんの話で盛り上がっていたときだった。 「あの姐さんは凄いのよ」 「なにが凄いのですか?」 思い出し笑いしながら、 「だって、ステージの上で『ブウォ!!』ってかましたのよ」 「『ブウォ!!』って・・もしかして臭いヤツ?」 「そうそうその時、私といっしょにステージにいて、 私の真ん前でいきなり『ブウォ!!』なのよ。 まったく臭いやら可笑しいやらで、そのあと仕事にならなかった」 彼女の話が真実ならかなり凄いやつだったらしい。 今時そんな豪快なお方はいらっしゃらないと思うし、 美しい踊り子さんたちに対して失礼な考えではあるが、それはそれ、 踊り子さんも人間なので不慮の事態が起こらないとも限らない。 オープンのとき、あまり顔を近づけすぎると 取り返しのつかないことが起こる可能性も否定できない。 『ゆとり』を持って鑑賞した方が賢明だ。 最近“お下品なひとり言”が多すぎる。私は決してこの種の話題が好きなのではない。 絶対ない。
[舞太郎](1996.09.02)