劇場の設備として目に付くのは照明と音響であろう。 踊り子さんの立場からみるとこれプラス舞台となる。 今回はこの目立たない設備、舞台について書いてみる。 良い舞台とは? 広さや天井の高さという目にみえる部分はもちろんだが、 舞台の表面が意外に重要なのだ。 まずは滑りにくいこと。ダンスの途中で滑って怪我をした踊り子さんは数知れない。 次に衝撃を吸収してくれること。 コンクリートのような固い材質だといっぺんに足を痛めてしまう。 適度なしなりが必要なのだ。 最後に強度が十分であること。ある踊り子さんの言葉である。 「ストリップ劇場のなかで、本格的なフラメンコを踊れるところはほとんどない。 強く蹴り出すと床を踏み抜いてしまう」とのことだ。 そう言えば、大柄な踊り子さんの思い切ったジャンプなんて見たことない。 私個人としては客席や休憩所をきれいに改装するより、 こういうところにお金をかけてほしいな。
[舞太郎](1996.11.12)