私の車はまわりの人から踊り子号と呼ばれている。 自動車通勤の私は帰りにそのまま劇場へ直行するパターンが多い。 それを知っている友人達は私の車に相乗りして劇場へ行く。 いわば長野発信州ロック座行きの直行便という位置付けだ。 時間にして片道1時間程度の道のりだが、 通常途中のラーメン屋によって食事をしてから劇場に乗り込むので、 開演1時間半前ぐらいに長野を出発する。 私は非常にたくさん車に乗るので新車で購入しても2年〜3年で乗りつぶしてしまう。 学生時代から通算すると、8台の車と3台のバイクを乗りつぶしている。 現在の車は9台目、踊り子号と名付けられてからは3台目、 すなわち三代目踊り子号である。 初代踊り子号には、 上野駅で買ってきた「踊り子号」の大きなステッカーが貼ってあった。 そんな車で会社に通っていた。 先代の踊り子号はいわきミュージックへ行く途中、郡山で力尽き、 オイルを吹き出して走行不能に陥った。 応急手当の間、郡山ミュージックで過ごし、修理後いわきへ飛んで行った思い出がある。 その後、長野になんとか帰り着き、ディーラーに持ち込んだとたんに帰らぬ車となった。 その場で現在の三代目踊り子号を買うはめになった。 今の三代目になってからは1年程だが、 どんなに大事に扱っても後2年はもたないだろう。出費はかさむ。 しかし踊り子号の消耗が激しいということは、 それだけ私が元気で劇場に通っているという証である。感謝感謝。 せめて先代のように名前に似合った最後を迎えさせてあげるのが、私の思いやりだ。
[舞太郎](1996.11.19)