休みの踊り子さんとデートした。 今までもいろんな子と二人で出かけたことはあるが、 デートという名目で出かけたのは今回が初めてだ。深みにはまりそう。 どこに行こうか、いろいろ相談をしたが決らず、私が冗談で 「それじゃあ、ストリップでも見に行く?」ときいたら、 「行く行く、それが良い」ということになってしまった。 二人で共通の世界はストリップしかないようだ。嬉しいような悲しいような。 彼女の所属とは系列の違う劇場を、私が選んだ。 場内に入ると空き席が少しある程度の混み方で、 彼女と私は一番後ろの席に座った。 香盤を見ながらレベルの高い彼女にとってあまり勉強になる人はいないかなぁと 思っていたら、 「この姐さんターンがすごく奇麗、スルスルスルッと回転してる」とか、 「面白い面白い」と彼女は連発していた。 さすがプロだ、見るべきところはちゃんと見てるなと感心した。 彼女は調子にのってタッチに参加するわポラを撮るわで大活躍だった。 はじめは彼女の存在を誰にも気付かれないと思っていた。 場内は暗いし、スッピンだし、髪も短く切ったばかりだし。 だが、照明のあたるところに出てしまっては気付かれないはずもなく、 お客の一人が 「AVの○○さんじゃないですか?」と言い出した。 ヤバイと思ったのと同時に場内がざわめき、 「握手してください」攻撃にさらされてしまった。なんとかうまくかわせたけど。 劇場からでたあと、彼女は 「お客さん達、舞ちゃんのこと、私のマネージャーさんだと思っていたみたいね」と言った。 「恋人同士には見えなかったのかなぁ」と私が呟いたら、 「アハハハッ!!」と大受けしていた。 こりゃだめだ。
[舞太郎](1997.02.20)