久しぶりに楽屋ネタをひとつ。 踊り子さんにとっての楽屋は控え室というよりは生活の場そのものである。 通いの時とか特別な理由でホテルに泊まったりする時以外は“寝る”のも楽屋である。 この楽屋で“寝る”ということについての面白い話は数しれない。 私の知人の踊り子さんで寝言を言う子がいる。それも喧嘩口調で怒鳴るのである。 本人に聞くと、そんな時は 「喧嘩をして相手の胸座を掴んでいる夢を見ている」と言う。 まわりの人にとっては笑えない話である。 気持ちよく眠っていると、夜中に突然怒鳴られるのである。 皆「元ヤンは恐い」と顔で笑ってピクピクしている。 ある姐さんがその子に 「○○ちゃん、気に入らないことやイラツクことがあるなら起きている時に叫んで。 お願いだから寝ている時は勘弁して・・・」と言っていた。 楽屋での寝る場所というとスペース的に二段ベッドというパターンも多いが、 布団を並べて寝るというところもある。 この布団で寝る場合にトラブルが多い。 酔って朝方帰ると、寝相の悪い人達に占領されて寝る場所がないとか、 寝ゲロを吐かれたとかなんかは、よく聞く話である。 先日面白い話を聞いた。 隣同士寝ていたA姐さんとBちゃんがヒシッと抱き合っていたそうだ。 後日本人達に聞いたところ、男と間違えていたということである。朝、騒動が起きた。 A姐さん「B、お前何やってんだ!! 気持ち悪いから、はやく離れろ!」 Bちゃん「ゲッ!!・・・・わっ、私も気持ち悪いです!」 A姐さん「なに〜!!」 まわりは大爆笑だったらしい。
[舞太郎](1997.04.19)