ストリップを取り巻く環境は日び変化している。 これは今に始まったことではなく、その歴史とともに常に繰り返されてきた宿命だ。 なぜならストリップが人びとの喜びや楽しみという流動的な娯楽を ターゲットとしているからである。 人びとの関心が変化し、客足が鈍れば、 ストリップそのものも姿を変えなければ成立たない。 日本がバブルの波に乗っていたとき、ストリップ業界にもその好影響があり、 次つぎとアイドルスターを生み出した。 華やかなステージが繰り返され、応援という常連のパフォーマンスも頂点を極めた。 停滞し経営に苦しんでいたストリップ業界が一気に息を吹き返した。 ただその一方でそれまでのストリップファンの多くが劇場から遠のいた。 そして過去のスタイルの踊り子さんも激減した。 彼や彼女らの口からでた言葉は「昔は良かった・・」だった。 現在のストリップ業界にも閉塞感が漂っている。 今までのやり方ではジリ貧状態であることは、誰の目にも明白だ。 何が正しく、何が間違っているかは分らない。 しかし、生き残りを賭けて新たな挑戦が始っている。 私はストリップファンである。 ストリップがどのように変化してもその行く末を見続けたい。 できれば私の寿命が尽きる前にストリップがその宿命を断ち切り、 力強く地に足をつけた存在になってくれることを望む。
[舞太郎](1997.05.29)