先日知り合いのEちゃんと話をしていたら、 おばさんが近づいて来て、私達の会話に加わった。 知らない方だったがEちゃんは「姐さん」と呼んでいた。 歳はいっているけど顔立ちの奇麗なおばさんだったので、 「お奇麗ですね。昔はステージにのっていたのですか?」と思わずきいてしまった。 すると次の瞬間、その場に冷たい空気が流れた。 Eちゃんの方を見ると、彼女は困った顔をして小さく首を横に振っていた。 おばさんは私の方を睨んで「今でものってるよ」とおっしゃった。 (しまった!!) また余計なことを言ってしまった。 悪気はないのだが無神経過ぎる。私は小さく縮んで謝った。 「ごめんなさい」 後日お詫びを兼ねて彼女のステージを観に行った。そして驚いた。 正直言って私はチンタラ踊る“おばさんの舞”を想像していた。 ところがこの方の場合は違った。カッコイイのである。 贔屓目なしで良いのである。本当に色っぽい“おばさんの舞”であった。 まるで別人のようだ。(これも失礼な言い方かも・・・) 本当に先日はごめんなさい。 「予想していたよりずっとイイッす!!」と言ったら、 「開き直ってやってんの!!」 彼女はニヤッと笑った。
[舞太郎](1997.06.20)