ゴールデン・ウィークの初日、4月29日、 息子や娘に「何処に行きたいか」を訊ねたところ、 「ゴーゴーファイブに会いに行きたい」という言葉が返ってきた。 家内の説明によると、ゴーゴーファイブはテレビのヒーローらしい。 ゴールデン・ウィーク中、あちらこちらの遊園地や大型スーパーなんかに出没するという。 ついこの間までは、ギンガマン、ウルトラマンダイナと 騒いでいたわが息子のマイブームは、 ゴーゴーファイブ、ウルトラマンガイアに変わっていた。 自分を見ているようで苦笑い。 いろいろ調べたところ、その日は、 自宅から車で一時間ほどの所にある妙高サンシャインランドで ショーをやるということで、さっそくそちらに向かった。 開演10分ぐらい前に到着したのだが、すでに多くの親子連れで埋まっていた。 浅草ロック座をふたまわりほど大きくした野外ステージはミラーボールも照明もなく、 私にとってはちょっと物足りなかったが息子達は興奮していた。 正面は混んでいたので、舞台脇に陣取った。リボンを投げる位置である? ショーの内容は想像していた通りお粗末極まりなかったが、 衣装とかは参考になった。 特に悪役のいでたちは、 (こんな極悪そのもの着グルミの中から、 綺麗な踊り子さんが出てくるなんてショーも面白いかも?)などと、 思いを巡らせてしまった。 最後に司会のお姉さんが、 「みんないっしょに大きな声でゴーゴーファイブの歌を歌ってお別れしましょーう!! お父さん、お母さんは手拍子をお願いします」と言った。 その後、なんの抵抗も無く手拍子をしていたのだが途中でハッとわれに返った。 まわりの視線を感じたからである。 客観的な立場から自分を想像して見ると、 ゴーゴーファイブ・ショーの舞台脇で、妙に手拍子慣れしたお父さんがノッっている。 やっぱり変だ。 他の場所でもこういうお父さんを見かけたら、 その人はきっと私と同じ趣味を持っている、と思う。
[舞太郎](1999.5.9)