今朝、何気なくテレビを見ていたら、 小椋桂さんが「振舞(ふるまい)」という言葉について話していた。 彼の言っていたこととは少しずれるが、私もこの言葉に興味を持った。 ストリップの世界とも関連の深いニつの漢字である。 「振り」は「振りつけ」「振りうつし」といった言葉として使われ、 「舞」は「舞踊」「舞姫」として使われる。 どちらも動きを表す言葉であるがその意味は大きく違う。 「振り」はある種の型に忠実で自由度の小さい動きを示す。 野球や剣道の「素振り」なんていうのは身体にある種の型を覚えこませたり、 その動きに必要な筋肉を鍛えたりするために行う。 「舞う」は好き勝手に自由に動くことを示し、 「木の葉が舞う」「埃が舞う」といった自然界の動きや、 「きりきり舞」といった人間が慌てふためく様を表したりする。 この二つの漢字が合体して「振舞い」すなわち、 思うままにのびのびとした挙動をするという意味になる。 私が踊り子さんのダンスに求めているのは、 「振り」と「舞い」のバランスのとれた「振舞い」である。
[舞太郎](1999.5.9)