3〜4年前のことだったと思う。 子供達の為に笹を取りに近所の雑木林に行き、2mほどの笹を数本取ってきた。 既製品の飾りつけセットを購入して短冊に家族みんなで願い事を書いた。 ふと思い立って子供達用のとは別に一本の笹の飾り付けをした。 短冊には「いつまでも○○ちゃんのステージが見られますように」と書いた。 夜、それを持って○○ちゃんがのっている劇場に向かった。 オープンのとき、がさごそと音をたてながら彼女に手渡した。 「なんだよぉ、花束かと思ったら笹じゃないの」と彼女は口を尖らせた。 でも言葉とは裏腹に結構受けていたと思う。 閉演後、いっしょにのっていた別の姐さんと飲みに行ったのだか、 「なーにがぁいつまでも見られますようにだぁー、この親爺がぁ」と さんざんにいじめられた。 「でもさぁ、○○結構嬉しそうにして楽屋に飾っていたよ。 まぁ、どうせ2〜3日でゴミ箱行きだと思うけど」 ゴミ箱にいったってイイ。 短冊に書いた願い事がかなわなかったのも仕方がないこと。 一瞬だけでも笑ってもらえた、それだけでファンは嬉しいのである。 そういう思い出のひとつひとつが私の宝物なのだ。
[舞太郎](1999.7.7)