知人を連れて劇場へ行くことをお勧めしたい。 1人のストリップ愛好家が2人の愛好家予備軍を発掘すれば、 お客はネズミ算的に増えるはずである。 他人の趣味嗜好は変えられないが、 「もともと興味があったけど今までに機会がなかった」とか、 「勝手がわからずに劇場へ入る時の不安感が邪魔をしていた」 なんていう人を導くことはそんなに難しくないことだと思う。 以前はこういう考えではなかったが最近そう思うようになった。 事態はそれほど深刻だと感じるようになったからである。 脈のありそうな知人を最初は少し強引にでも引っ張って行く。 なんだったら最初の入場料ぐらいはこちらで払ってあげる。 一回の遠征を我慢すれば4〜5人ぐらいは楽に連れて行けると思う。 その中でたとえ1人でも次回は自分のお金で劇場に入ってくれれば大成功である。 普段お世話になっている業界に1年に1度くらいは、 こんなことをしても良いんじゃないかな。 常連さんも大切である。 でも10人の常連さんが10日連続で来てくれるより、 100人の一見さんが一回来てくれた方が、この業界の将来にとってはありがたいはずだ。 同じ100人分の入場料だとしても、その先の可能性がぜんぜん違う。 すそ野を広げないと踊り子さんのギャラも上がらず、 それどころか職場すらなくなってしまう。 ということは、我われの楽しみだってなくなってしまう。 こんなこと、今さら人から言われなくてもすでに実践している方も多いと思う。 私も今までにたくさんの知人を引きこんだ。 そういう人たちから感謝はされても怨まれることはなかった。 ただし無理強いは厳禁、逆効果である。
[舞太郎](1998.10.29)