常設館ばかりになった現在、ストリップ業界で“旅”といえば、 自分の小屋がある地方と、違うところの小屋にのることを指す。 また、“小屋”という言葉も合わないほど、都市部のストリップ劇場は立派なものになった。 それはストリップ業界の発展を意味していて喜ばしいことである。 ただし、なんとなく私は、“旅”や“小屋”という言葉が似合っていた時代のストリップに、 あこがれともいえる思いを持っている。 現在のように個々の踊り子さんが移動し、組み合わせを変えて公演するのではなく、 一座という単位で地方を旅してまわる。 一箇所である期間公演すると、次の場所に一座ごと移動する。 しばらくすると、空いた場所に、別の一座がやってきてしばらく公演する。 こうやって娯楽の少ない田舎の町や村を旅してまわる。 もちろん、私はこういう時代のストリップを知らない。 道劇の矢野さんをモデルにした映画や、本の世界で知識として持っているだけだ。 私は、あらためて、現在こういう活動をしてみるのも おもしろいのではないかと思っている。 サーカスやプロレス興業よりはずっと小規模で、路上パフォーマーよりは本格的。 大型トラック2台くらいで移動する。 目的地に着くと20mぐらい離して並行に駐車する。 荷物を降ろすと、1台の荷台はステージに、 もう1台の荷台は照明室と楽屋、そしてシャワールーム。 2台のトラックの屋根の間はロープを渡してテントを張って客席に。 あっという間に簡易型ストリップ劇場の完成となる。 いろいろ法律や規制もあるだろうから、 常設館のステージをそのままみせることはできないかもしれないが、 それなりに面白いショーを見せられると思う。 今だって地方は娯楽が少ない。私の村にこんなのがきたら、絶対毎日通う。 若者からお年寄りまで、男女問わずに楽しめるストリップショー。 お昼間は、近くの老人ホームのお年寄りを無料で招待したりして・・・。 “舞太郎のストリップ一座”、結構マジに考えている。 (協力してくれる踊り子さんやストリップファンはいないかなぁ?)
[舞太郎](2003.09.30)