危機感を煽るわけではないが、現実は本当に厳しい状況になっている。 「あんな客入りじゃ、仕方ないね」って言葉とともに、 ピラミッドの底辺から徐々に崩れていき、 この十年でいつのまにかピラミッドそのものが小さくなった。 減少の第一波は、あたかも収まってきたように見える。 「弱いところはどうしようもない」と、お考えの方も多いだろう。 私は、もっと深刻だと思う。 生物種が絶滅するときに似ている。 ある数まで減って種として維持できる限界点を超えると、 そこから絶滅まで一気に加速する。 絶対数が減ると相対的に種の力が弱くなるだけでなく、内部崩壊が始まる。 近親交配が進むにつれ、種の遺伝情報の均一化が進み、 環境要因変化に対応する多様性が低下するからだ。 そうなってしまうと、そのピラミッド内で上にいようが下にいようが関係ない。 そのバランスの限界点が、この業界に迫っている。 あと1〜2年で「なんであそこまでが?」って言葉が聞かれるようになりそうだ。 一部でも構わないので老後の楽しみになんとか生き残ってほしい。
[舞太郎](2004.05.11)