ストリップ業界において“素人”の定義は難しい。 あえていえば、「通常のコースにのらないタレント」。 よく似た言葉でアマチュアというのがあるが、これとはまったく違う。 みんなプロでギャラもきちんともらっている。 ダンス、ベッド、オープンと、通常の踊り子さんと変わらないショーをやる子もいれば、 素人イベント等で、旅に出る子もいる。 関西の劇場をまわって感じたのだが、早々に素人専門館になったのは十三ミュージックで、 先見の明があったのか、結果的には、他館も追随する形となり“素人化”が進んでいる。 場内のステージは古典的な進行に戻した反面、 ロビー(チャコ)を素人常設スペースにした東洋ショー。 私が行った日には、6人の踊り子さんが場内で淡々とステージをやっている間に、 ロビーで15人ほどのセーラー服姿の“素人”さんが、 いろいろなサービスやイベントで楽しませてくれる。 ミニ・ステージまであって驚いた。 場内にいる人よりもロビーにいる人の方が多いようにも感じた。 そういう私も、一回目は場内でひと通りショーをみたが、 二回目からはずっとロビーにいた。 ものめずらしさも手伝っていたのは確かだが、ロビーも面白かったのである。 関西ニューアートは、前半素人ショーで、 後半通常の踊り子さん(二人)のショーになるそうだ。 九条OSもアマチュアパラダイス、神戸第一の素人ショー等、 部分的にではあるが素人ショーが香盤が入っている劇場もある。 ナニワと晃生は今までどおりのやり方で頑張っている。 ポラが出てきたときも、こんな感じだったと思う。 「こんなのストリップじゃない」という多くの呟きを他所に、どんどん入り込んで行った。 ただし、素人化というのは、 ポラのときと少し状況が違いストリップの構造を変えて行く可能性を秘めている。 それはタレントの劇場専属化が進み、 十日単位の香盤とは違った流れができるということ。 例えば、“プロ”の踊り子さんは今までどおり他館と交換する。 それと他館にはのらない本当の意味での劇場専属の“素人”さんが20人いるとする。 5香盤のうち、プロの踊り子さんは3香盤。 残りの2香盤は専属の“素人”さんが日替わりで交代に出演する。 “素人”さんは同じ劇場にしか出ないが、10日に一回の出演となるわけだ。 引退舞姫の話を以前書いたが、こういうパターンが進むと、 「10日連続や旅に出るのは無理だけど、週に2日ぐらいは・・・」なんていう方の 出演の可能性も出てくる。 みる側からしても多様性ができて面白いことになるかもしれない。
[舞太郎](2004.09.26)