劇場が急激に減っているのはさまざまな理由がある。 違法か合法かという話をすると刑法を思い浮かべるかもしれないがそれだけではない。 例えば消防法上、建物に問題があって営業継続が難しいとか、 昔からさまざまな収めるべきものを怠ってそれが膨れ上がって、 とんでもないことになっているとか。 そういうことを今まではいろいろな苦労をしながら担当者を説得をして何とかしのいできた。 ところが世の中のインフラがかわり、いろいろな情報がオープンになってきて、 お役所がインターネットから情報を採取している。 昔、「舞姫辞典」から劇場所属の踊り子さん数をカウントして、 その情報を元に税務署が某事務所に監査に入ったこともあるらしい。 私も知らないうちに大変な迷惑をかけてしまっていたのである。 さまざまな掲示板であることないことが書かれていて、 また、それを見た人が、お役所、それも上の方に直接抗議のメールを送ってしまう。 いくら所轄の担当者と話をつけて理解を得ていても、 頭ごなしに上から指示が降りてくるから防ぎようがない。 ガセでも一度動かれると、いろいろ問題が露呈してしまう。 劇場関係者がインターネットを嫌うのはこういう理由からである。 ただ、いくら蓋をしようとしてもそれは時代の流れからいって無理であり、 逆にインターネットが業界の武器のひとつになれるようにと、 微力ながら努力してきたつもりだ。 では、こういうオープン化が進んだ時代にいかに立ち回るべきか? 私なりに方向性を考えてみると、 こうなってしまったからにはグレーのままなんとかするのは難しいと感じている。 一度、真っ白にするべきではないか?(せめて建前上だけでも・・・) ○番まな板が全盛だった頃、ストリップが新たな方向性としてアイドル路線化したときに、 中年以上の既存ファンからものすごい抵抗があった。 「やれる」から「みるだけ」にサービスが後退してしまうと考えたからだ。 しかし、結果的にはアイドル路線はストリップ界を救った。 新たな客層、若者たちを呼び込めたからである。 そして、面白いことに一部○番まな板ショーも細々ながら残すことができている。 (ここがポイント!) 今、その時代新たに取り込まれた客層が、今度は中年以上になって、 新たな変化に抵抗し、既得権にしがみついている。 新たな客層、若者達を取り込むにはなにが必要かを考えることが、 今の自分たちの楽しみを残す最善の方法であると気づいていない。 先日会社の若者をTSに連れて行った。 彼に感想を訊くと 「チンコたちっぱなしで目のやり場に困った。未熟な自分にはまだはやい」と言っていた。 劇場でどこもピクリともしない麻痺した私にとっては信じられない言葉だったが、 それが一般的な若者の感覚なのだと思う。 TSのステージでエロさグロさを感じているのである。 一歩後退するように思えるかもしれないが、 [全員おっぴろげ] → [特出し] → [めったにみせない] とした方が、 新たな若者層を呼び込めるような気がする。 彼らが受け入れられる感覚だと、ハイレグ水着程度が一番適度なエロさで、 限界がトップレスくらいなのだと思う。 かつてはストリップアイドルに群がっていたような層は、 今、アキバ系アイドルに群がっている。 かつては劇場で名を馳せた有名なストリップファンの何人かは、 今、アキバ系アイドルの追っかけになっている。 なぜか? 考えてみるべきだ。
[舞太郎](2004.09.28)