上手側の花道脇に座って、 ブリブリアイドルステージをやっている踊り子さんを見ていた。 身体を左に捩って盆の上に視線を向けていたが、 ふと下手舞台脇のカーテンの揺れに気付いた。 よく見ると小さな女の子がきちんとお座りして、 カーテンの隙間からステージの踊り子さんをじっと見つめている。 踊り子さんの娘さんだということがすぐにわかった。 女の子は私の視線に気付いて手を振ってくれた。かわいい(笑)。 ベッドステージが終わり、踊り子さんがカゴを持って出てきた。 ポラだと思って勢いよく手をあげたら貯金箱だった。 背後からの娘さんの視線が気になって緊張した。 「指がふるえているよ、人間バイブじゃないんだから震えなくていいの。」 「緊張してるんです。」 「なに言ってるの、舞太郎さんと私の関係で、今さら緊張もないでしょ。」 (どんな関係なんだ、、、、身に覚えがない。) 「出てきちゃいけないって、さっきも言い聞かせていたのに、 あの子、座敷童子のようにチョロチョロ出てくるの」と踊り子さんは笑っていた。 何年も前の古きよき時代の話に聞こえるかもしれない。 でもこれ、昨夜の出来事。 女の子のあの眼差し、きっといい二代目になる。
[舞太郎](2004.12.24)