七代目踊り子号

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 昨日、息子が退院したと自宅から連絡があった。

よくなったわけではないが、今のところ投薬治療のみなので、通院でも構わないとのこと。

自宅玄関前アプローチなど、階段部分への手すり設置工事は、今月いっぱいかかるので、

しばらくは家の出入りにも介助が必要となるが、本人も自宅の方が気が楽だろうと思う。


 さて、話はかわるが、何年か前から自分の車を踊り子号と呼んでいる。

初代踊り子号は、東京駅で買ったでっかい“踊り子号ステッカー”を貼っていた。

現在乗っている旧型MPVは六代目である。

13万5千キロも走っているのだが、

壊れないし、特に不便もなかったので乗り続けていた。

今回の件で、フロア(ステップ)が高くて、

息子を乗せるのに苦労だということがわかり、急遽新しいのを買うことになった。

当然のことながら、乗り降りのしやすさが、一番の優先順位である。

それプラス、近い将来車椅子などを載せる可能性もあるということで、

両側スライドドア、ミニバンというジャンル内での選択となった。

この間の日曜日、長野に戻って、いくつかのディーラーをまわって見てきた。

いきなり巻尺を出して、まずはステップの高さを測るという、変な客であった。

「この際、価格は考えなくていい」という、

我が家の大蔵大臣のお許しを得ていたので、車格もバラバラの候補があがった。

そして、シエンタ、アイシス、ラフェスタ、プレサージュの4車種に絞られた。

いろんな観点から考えて、即日ラフェスタを注文した。

この車が、七代目踊り子号になる。

 支払い金額は、下取りを差し引いて約250万円。

家内から「定期預金を崩さなくてもへそくりでなんとかなる」という話を聞いて驚いた。

貧乏な我が家にそんなものがあったのかと。。。。

実家の父親から、

「子供の為に車を買うのなら、俺のへそくりから出してやる」という電話が来た。

しばらくして実家の母親から

「子供の為に車を買うのなら、お父さんに内緒でへそくりから出してあげる」

という申し出の電話があった。

ありがたいと思う反面、「こいつらいったいいくら隠して持ってるんだ????」と、

不信感が湧いてきた。

きっと、私に知られると使われてしまうと思っているのだと思う。(そのとおりだけど)

 たまたま電話があった踊り子さんに、「息子の為に車を買った」と話した。

しばらくして「舞ちゃんの息子さんの為に、私が半分出してあげる」というメールが来た。

 もちろん、周囲の援助を受けるつもりはないが、ふと考えた。

誰一人、私の為に、といってくれる人はいない。「なんでだろう?」


 そんなこんなで、もうすぐ七代目踊り子号がやってくる。

どうせ息子の通院通学などは家内の車が中心となるので、

この車、劇場直行便として活躍するのは間違いない。


[舞太郎](2005.01.25)


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