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初代姿乃(はつしろしの)

【活字情報】
50代の現役ストリッパー 料理上手が身を助け店経営
「私の手料理を食べてください」と、現役ストリッパー初代姿乃さん(五五)が、
浅草六区興行街に小さな喫茶店を開いた。
舞台生活四十年を迎える来年までは、踊りを続ける心積もりだ。
その後の人生の新たな生きがいに、と始めた。
疎開先の青森県で中学を卒業後に上京、すぐにこの世界に入った。
浅草、新宿、上野など都内の盛り場に、地方の温泉やお祭りの余興と、ほぼ踊り一筋できた。
お店を開くきっかけは、楽屋で作った手料理を「おいしい」と言われ凝り始めた。
新闇や雑誌の料理コーナーを切り抜いて研究を続けながら、
楽屋におにぎりやみそ汁などを差し入れた。
料理上手だった母親似の味付けで喜ばれた。
食うや食わずの下積み時代に世話になった、
今は名のあるコメディアンも少なくないという。
小さな店だから、電話でどんどん注文が来るように、と店名は「ベル」と決めた。
昨年十一月の開店を特に宣伝しなかったが、
聞きつけてさっそくやってきた古くからのファンもいる。
メニューは自慢のカレーライスやオムライスなど軽食のほかに、
焼き魚定食やショウガ焼定食などなど。
楽屋で好評のみそ汁は百円で。
厨房(ちゅうぼう)の制約で、今のところできる料理は限られているが、
研究して幅を広げていきたいという。
舞台に立つ間だけは「臨時休業」となる。娘は同じストリッパーの浅草駒太夫さん。
「家庭的な雰囲気を大切にしたい。踊りを見た後で、ぜひ寄って下さい」
[朝日新聞朝刊・東京版、1997.01.17]より

【コメント&生情報】
1992年の広告に、
09/01−09/10 浅草フランス座初代姿乃(初代浅草駒太夫)と載っているようですので、
娘さんが、二代目としてデビューされてから、改名されたようです。
[C−9](1997.01.23)

[浅草駒太夫]


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